2005年 11月 17日
また鞄がぱくられましたよ |
いやはや、世の中にはいい人もいれば頭の悪い子もいるものですね。
かくいう僕も頭の悪い子の一人だと自負していますが、
この子には、とてもじゃないけれど敵いません。
それは、昨晩の夜勤中の出来事です。
その夜、僕はいつもどおり、派遣のアルバイトで慣れ親しんだ工場に来ていました。
今夜のお仕事は瓶ビールのケースを洗う作業です。
工場系のお仕事は大概ライン系の作業が主なのですが、
ラインを常に動かし続ける為、休憩時の交代用にもう一人派遣さんが付く事になっています。
彼は、僕の休憩交代要員として、僕と同じく箱洗を任されていました。
(ここで彼の名前を、顔が黒いので「くろいさん」としましょう)
くろいさんは、僕と同い年くらいで
見るからに今風の、比較的モテ系の顔立ちをなさっておられます。
彼はまだ、この工場での作業は二回目だそうなので、
自然と作業の指示は僕が出す形になりました。
そうして、夜食の休憩が終わった11時頃、
僕らは箱のラインが流れ出す時間まで、暇つぶしがてら工場内の掃除をしていました。
しかし、一時間経っても箱は一向に流れ始めません。
僕らは、仕方なく掃除を切り上げ、ひとまず一服休憩する事にしました。
まず、くろいさんが20分、次に僕が20分。
途中で箱が流れ出したら、休憩中の相方を呼びに行く。という寸法です。
この時、事件は起きました。
20分後、くろいさんは休憩を終えて戻ってくると、僕に聞きました。
「長椅子の上の荷物が無くなっているんですけど、誰か移動したりするんですか?」
え・・・まじで?
僕はかれこれ十数回この現場に来ていたのですが、
派遣さんの荷物が勝手に移動されたりした事は、未だかつてありません。
(派遣さんにはロッカーが用意されていないので、荷物を長椅子の上に置いているのです。)
不信に思った僕らは休憩室に戻りましたが、
やはり、彼の言うとおり長椅子の上には何もありませんでした。
無くなった荷物の中には、勿論くろいさんの私物も含まれています。
仕方なく僕らはその休憩室の中をくまなく探しました。
しかし、荷物は何処にもありません。
ぱくられた・・・?
いやだがまて、これだけの短時間にありえるのか?
そもそも、これだけ広くて、出入りの自由が利かない工場の、
最も人の出入りが多いとも言える休憩室で、そんなリスキーな事する奴がいるのか?
そんな事が出来るのはルパン三世かよっぽどの池sy(ry
しかし、探しても無いものは無いのだから仕方が無い。
結局僕らは、もやもやした気持ちのままで、作業に戻る事にしました。
その後、僕らは朝の七時まで作業を続けました。
途中、僕は別フロアの作業を任されていたので、
くろいさんを箱洗に残し、一人で二階に上がりました。
二階には、事件があった時間の前後に休憩室にいた契約社員さんがいたので、
事の次第を説明し、空いている時間に荷物を探して頂くよう頼みました。
しかし契約社員さんの話では、
「派遣の荷物を勝手に移動するような事はしない」
との事でした。
雲行きは怪しくなる一方です。
僕も休憩時間を使って周辺を探してみましたが、
何せ広い工場です、そう簡単に見つかるわけがありません。
さらに、一緒に探して下さった社員さんの話では、
昨晩も似たような事件があったというじゃないですか。
(社員さんのおにぎり《手製》等が盗まれ、トイレの角に放置されていたそうです)
いよいよ盗難の可能性が高まってきました。
もう仕事どころではありません。
何せあの鞄には、次の練習会場の申請書(支払い済み)や、現金6kや、
アニソンを大量に詰め込んだI audioが入っているのですから。
しかし何よりも重要なのは、財布の中に入ったポラロイド写真です。
・・・はい。
行きつけの冥土喫茶で撮った物です。
二十歳の誕生日に行った冥土喫茶で、記念に撮って頂いた物です。
そこには勿論、MAIDさんに囲まれて、幸せそうに半笑いする僕が写っている訳です。
がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!!
マジィ!!物自体も非常に重要だが(割と気に入ってます)
あれを誰かに見られる訳にはいかない!!!!!
何としてでも探し出さねば・・・!!
あれを見付けるまで、絶対帰らねぇ・・・!!!
かくして、僕と窃盗犯とのMAIDを巡る戦いの火蓋は切って落とされたのです。
後半は夜勤明けにでも。
んじゃ、おやすみなさい。
かくいう僕も頭の悪い子の一人だと自負していますが、
この子には、とてもじゃないけれど敵いません。
それは、昨晩の夜勤中の出来事です。
その夜、僕はいつもどおり、派遣のアルバイトで慣れ親しんだ工場に来ていました。
今夜のお仕事は瓶ビールのケースを洗う作業です。
工場系のお仕事は大概ライン系の作業が主なのですが、
ラインを常に動かし続ける為、休憩時の交代用にもう一人派遣さんが付く事になっています。
彼は、僕の休憩交代要員として、僕と同じく箱洗を任されていました。
(ここで彼の名前を、顔が黒いので「くろいさん」としましょう)
くろいさんは、僕と同い年くらいで
見るからに今風の、比較的モテ系の顔立ちをなさっておられます。
彼はまだ、この工場での作業は二回目だそうなので、
自然と作業の指示は僕が出す形になりました。
そうして、夜食の休憩が終わった11時頃、
僕らは箱のラインが流れ出す時間まで、暇つぶしがてら工場内の掃除をしていました。
しかし、一時間経っても箱は一向に流れ始めません。
僕らは、仕方なく掃除を切り上げ、ひとまず一服休憩する事にしました。
まず、くろいさんが20分、次に僕が20分。
途中で箱が流れ出したら、休憩中の相方を呼びに行く。という寸法です。
この時、事件は起きました。
20分後、くろいさんは休憩を終えて戻ってくると、僕に聞きました。
「長椅子の上の荷物が無くなっているんですけど、誰か移動したりするんですか?」
え・・・まじで?
僕はかれこれ十数回この現場に来ていたのですが、
派遣さんの荷物が勝手に移動されたりした事は、未だかつてありません。
(派遣さんにはロッカーが用意されていないので、荷物を長椅子の上に置いているのです。)
不信に思った僕らは休憩室に戻りましたが、
やはり、彼の言うとおり長椅子の上には何もありませんでした。
無くなった荷物の中には、勿論くろいさんの私物も含まれています。
仕方なく僕らはその休憩室の中をくまなく探しました。
しかし、荷物は何処にもありません。
ぱくられた・・・?
いやだがまて、これだけの短時間にありえるのか?
そもそも、これだけ広くて、出入りの自由が利かない工場の、
最も人の出入りが多いとも言える休憩室で、そんなリスキーな事する奴がいるのか?
そんな事が出来るのはルパン三世かよっぽどの池sy(ry
しかし、探しても無いものは無いのだから仕方が無い。
結局僕らは、もやもやした気持ちのままで、作業に戻る事にしました。
その後、僕らは朝の七時まで作業を続けました。
途中、僕は別フロアの作業を任されていたので、
くろいさんを箱洗に残し、一人で二階に上がりました。
二階には、事件があった時間の前後に休憩室にいた契約社員さんがいたので、
事の次第を説明し、空いている時間に荷物を探して頂くよう頼みました。
しかし契約社員さんの話では、
「派遣の荷物を勝手に移動するような事はしない」
との事でした。
雲行きは怪しくなる一方です。
僕も休憩時間を使って周辺を探してみましたが、
何せ広い工場です、そう簡単に見つかるわけがありません。
さらに、一緒に探して下さった社員さんの話では、
昨晩も似たような事件があったというじゃないですか。
(社員さんのおにぎり《手製》等が盗まれ、トイレの角に放置されていたそうです)
いよいよ盗難の可能性が高まってきました。
もう仕事どころではありません。
何せあの鞄には、次の練習会場の申請書(支払い済み)や、現金6kや、
アニソンを大量に詰め込んだI audioが入っているのですから。
しかし何よりも重要なのは、財布の中に入ったポラロイド写真です。
・・・はい。
行きつけの冥土喫茶で撮った物です。
二十歳の誕生日に行った冥土喫茶で、記念に撮って頂いた物です。
そこには勿論、MAIDさんに囲まれて、幸せそうに半笑いする僕が写っている訳です。
がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!!
マジィ!!物自体も非常に重要だが(割と気に入ってます)
あれを誰かに見られる訳にはいかない!!!!!
何としてでも探し出さねば・・・!!
あれを見付けるまで、絶対帰らねぇ・・・!!!
かくして、僕と窃盗犯とのMAIDを巡る戦いの火蓋は切って落とされたのです。
後半は夜勤明けにでも。
んじゃ、おやすみなさい。
by enbui
| 2005-11-17 17:03
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